中森明菜スローモーション秘話!少女A嫌い発言の真相とデビュー曲裏話を徹底解剖
『スローモーション』が40年以上の歳月を経ても色褪せない理由として、制作陣の高度な音楽的アプローチが挙げられます。萩田光雄によるオーケストレーションは、アコースティックギターとストリングスを巧みに絡ませ、海辺の情景と揺れ動く少女性を映画のワンシーンのように描き出しました。
そして何より特筆すべきは、中森明菜が持っていた初期の歌唱力です。低音域の豊かな響きと、ファルセットへ移行する際の繊細なビブラート。来生たかおのメロディは跳躍が多く、新人アイドルが歌いこなすには極めて難易度が高い構造でしたが、彼女は言葉の一粒一粒を噛み締めるように、驚くべき表現力で歌い切りました。
当時、多くのアイドルが「親しみやすさ」を前面に出していたのに対し、中森明菜が放っていたのは「孤高の叙情性」でした。この初期代表曲で培われた表現の幅広さがあったからこそ、その後の『セカンド・ラブ』『北ウイング』『ミ・アモーレ』『DESIRE -情熱-』といったジャンルレスな名曲群への進化が可能となったのです。
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