重低音ホーンの音質差に驚愕!Jbl最新機と自作派が選ぶ名機の試聴レビュー徹底解剖
最新ハイエンドスピーカーが高度なDSPや解析ソフトによる完璧な位相制御を追求する一方で、自作スピーカー愛好家を半世紀以上にわたり魅了し続けているのがバックロードホーンです。代表例として知られるのが、16cmクラスのフルレンジユニットを収める「BareHorn BW-166」のような本格エンクロージャーキットです。
バックロードホーンは、ユニットの背面から放出される音を、複雑に折り曲げた音響迷路(音道)を通過させてホーン効果で増幅し、前面の開口部から放出する構造を持っています。16cm程度の小口径フルレンジユニットは、本来であれば100Hz以下の重低音を力強く鳴らすことはできません。しかし、数十ミリ厚の高密度合板で緻密に組まれたバックロードホーンを通すことで、低域の音圧レベルが劇的に持ち上がります。
自作バックロードホーンの試聴で得られる体験は、JBL Summitのようなモニターライクな正確さとはベクトルが異なります。クロスオーバーネットワークを一切介さないフルレンジ特有の純度の高い中音域に、音道内で適度な音響負荷を受けた粘りのある低音が加わります。ウッドベースの胴鳴りやグランカッサの余韻が部屋の床を伝わってくるような、有機的で生々しいエネルギーの放出こそが自作派を惹きつけてやまない理由です。
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