パッションフルーツの育て方!実がつかない猛暑の落とし穴と人工授粉の裏技
「熱帯の植物だから猛暑には滅法強いはず」という思い込みこそ、多くの栽培者が収穫ゼロに終わる最大の落とし穴です。パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ)は亜熱帯高地原産のつる性果樹であり、生育適温は20℃〜30℃、開花結実の至適温度は20℃〜25℃に設定されています。
日中の最高気温が30℃を超えると花粉の生殖能力(受精率)が急激に低下し、35℃以上の猛暑日になると花粉が不稔化して受粉作業を行っても物理的に結実しなくなります。さらに、鉢植えの土中温度が40℃近くまで跳ね上がると、細根がダメージを受けて水分・養分の吸収がストップし、株自身の生存本能から蕾や開花直後の幼果を自ら黄化・落花させてしまいます。
日本経済新聞や地域メディアの現地報道でも指摘されている通り、本州の露地栽培において「真夏(7月下旬〜8月)」は実をつける時期ではなく、遮光ネットで直射日光を和らげて株を維持する休養期間と割り切ることが、栽培成功への第一歩です。
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