ミネラルウォーターより厳しい?日本の水道水質基準と世界の安全度を徹底比較
現代の水道を巡る言説には、過剰な不安を煽る言説や、逆に海外事情を甘く見る危険な誤解が混在しています。
誤解1:「日本の水道水は塩素まみれで危険」という言説
一部の自然派志向の言説で「日本の塩素濃度は世界一危険」と主張されることがありますが、科学的根拠を欠いています。残留塩素の目標値上限は2.0mg/L(WHOガイドラインは5mg/L)に設定されており、健康被害を生じるレベルからは程遠い数値です。むしろ残留塩素が存在することで、配管内でのレジオネラ属菌や一般細菌の再増殖を確実に防いでいます。カルキ臭が気になる場合は、冷蔵庫で冷やすか、活性炭フィルターの簡易浄水器を通すだけで劇的に風味が改善します。
誤解2:「高級ホテルなら水道水をそのまま飲んでも安心」という誤解
五つ星クラスのホテルであっても、敷地内に独自の高度逆浸透膜(RO膜)プラントを完備しているごく一部のリゾートを除き、引き込んでいる大元の配水ラインは一般の市水道です。また、ホテル屋上の受水槽(貯水タンク)の清掃状態によっては、市水道よりも水質が悪化している事例も報告されています。客室に「Potable Water(飲用水)」と明記された専用蛇口がない限り、備え付けのペットボトル飲料水を利用するのが鉄則です。
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