ピックルボールとは?港区女子や世田谷マダムが熱狂する理由と爆発的人気の全貌
ピックルボールを特徴づけているのは、徹底して参入障壁を排除した独自のギアとルール設計です。使用する用具は、ガット(弦)を張らない板状の「パドル」と、表面に26〜40個の穴が開けられた中空の「穴あきプラスチックボール」です。このボールは空気をはらんで飛行するため、初速が出ても相手コートに届く頃には適度に減速し、テニスボール特有の重い衝撃や急激なバウンドによる恐怖心を生み出しません。
コートの広さは横幅6.10m × 全長13.41mで、バドミントンのダブルスコートと全く同一の寸法です。標準的なテニスコート(単複兼用で約260平方メートル)のおよそ3分の1というコンパクトな空間設計によって、プレイヤーの移動距離は劇的に短縮されます。広大なコートを走り回るスタミナや強靭なフットワークは要求されず、反射神経とポジショニングが重視されるルールになっています。
また、サーブは必ず腰より低い位置からのアンダーハンド(下から)に制限されており、テニスで見られるような時速200kmを超えるサービスエースによる一方的なワンサイドゲームが原理的に発生しません。サーブ側もレシーブ側も、打球が1回バウンドした後に返球しなければならない「ツーバウンドルール」が定められているため、いきなり前衛がネットへ詰めてスマッシュを叩き込むといった理不尽な失点が防がれます。このルールが初級者のラリー持続率を極限まで引き上げる防壁となっています。
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