水兵リーベ僕の船の発祥は誰?昭和から続く語呂合わせの真実と元素の謎を徹底検証
高校化学を専攻する受験生が直面するのが、「カルシウム(20番)の壁」である。20番までは最外殻電子の規則性が美しく並ぶ典型元素が中心となるが、21番のスカンジウム(Sc)からはd軌道に電子が入る遷移元素の領域へと突入し、性質の予測が一気に難解になる。当然ながら、受験界隈では21番以降を制覇するための「続きの語呂合わせ」が複数開発されてきた。
大学受験予備校で最も標準的に教えられてきた21番〜30番(第4周期の遷移元素)の代表的な呪文は以下の通りだ。
「スコッチ暴露(ばくろ)マン、徹・子・に・銅・亜鉛」
・Sc(スカンジウム / 21)
・Ti(チタン / 22)
・V(バナジウム / 23)
・Cr(クロム / 24)
・Mn(マンガン / 25)
・Fe(鉄 / 26)
・Co(コバルト / 27)
・Ni(ニッケル / 28)
・Cu(銅 / 29)
・Zn(亜鉛 / 30)
「スコッチ(Sc・Ti)を暴露(V・Cr・Mn)した男が、黒柳徹子(Fe・Co・Ni)に銅(Cu)と亜鉛(Zn)を渡した」という、シュールかつ極めて視覚的な情景設定によって記憶に定着させる。このほかにも「閣下、スコッチ暴飲、徹子に会えず(Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn)」といったバリエーションが存在し、地域や予備校の派閥によって微細な変化を遂げながら、難関大入試に挑む受験生の脳内に刷り込まれてきた。
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