人口5600人の町に7万人殺到!道の駅発酵の里こうざき人気の秘密と絶品グルメの全貌

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神崎町が「発酵」を前面に掲げたのは、思いつきの観光プロモーションではありません。江戸時代、利根川の水運を活用して江戸の町へ物資を運ぶ要衝として栄えたこの地には、良質な米と清らかな地下水が集まり、自然発生的に酒や醤油、味噌の醸造業が根付きました。現在でも町内には「鍋店(神崎酒造蔵)」と「寺田本家」という創業300年を超える2大蔵元が暖簾を守り続けています。

2000年代以降、地方の過疎化と高齢化が急速に進む中、神崎町は生き残りをかけて自らの歴史を再評価しました。2008年には「発酵の里」を宣言し、春に開催される「こうざき酒蔵まつり」には1日で町民人口の十数倍にあたる約5万人から6万人以上の来場者が押し寄せる社会現象を起こしました。この熱量を一過性の祭りで終わらせず、年間365日常設で体感できる拠点として構想されたのが、2015年に開業した「道の駅 発酵の里こうざき」です。

町民にとって当たり前だった麹(こうじ)や発酵の匂いを、現代人の健康志向と美食トレンドに接続させる逆転の発想が、人口最少の町に首都圏からの大動脈を呼び込む原動力となりました。

Robert Thorne

Robert Thorne

Automotive & Future Transportation Editor

Robert Thorne covers electric vehicle innovations, autonomous driving systems, global mobility trends, and automotive engineering developments.

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