保毛尾田保毛男は何が問題だったのか?差別表現の指摘とメディアの責任を徹底解説
「保毛尾田保毛男」は、石橋貴明が青ひげと濃いチーク、独特の甲高い喋り方で演じた男性同性愛者のパロディキャラクターです。初登場は1988年、フジテレビ系『とんねるずのみなさんのおかげです』内のコントでした。当時はゴールデンタイムの看板キャラとして親しまれ、視聴率的にも大成功を収めました。
しかし、問題視されたのは2017年9月28日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』での再登場です。番組内では、往年のスタイルそのままに「ホモでいらっしゃる?」「ありがたいことに、保毛尾田保毛男でございます」といった掛け合いが展開されました。
昭和から平成初期のテレビバラエティでは、同性愛者を「異形な存在」「嘲笑の対象」として記号化することが日常的に行われていました。しかし、2010年代以降、人権意識の高まりとともに、性的指向や性自認を理由にしたからかい・偏見の助長は、国際的にも看過できない差別と位置づけられるようになりました。制作者側が「懐かしの名物キャラの同窓会」という内輪ノリのノスタルジーで押し切ろうとした結果、現代の視聴者感覚や人権基準との間に深刻な断絶を生み出すことになったのです。
Tags:
保 毛 尾田 保 毛 男