芸能界タトゥー解禁の現在地|海外トレンド受容の歴史と日本の規制緩和を徹底追跡
外国人観光客の急増に伴い、「タトゥー容認」へと舵を切る観光地やリゾートホテルが現れ始めました。しかし、現場の最前線では理念と現実の激しい衝突が起きています。
象徴的な事例となったのが、香川県高松市の温浴施設で起きた方針転換です。同施設は多様性の尊重やインバウンド需要を見込み、刺青・タトゥーを持つ利用者の入館を一律で解禁しました。ところが、解禁からわずか1カ月あまりで全面禁止へと逆戻りすることになったのです。運営会社の説明によれば、方針撤回の理由はタトゥーそのものの存在ではなく、入浴解禁後に頻発した「指定外の場所での喫煙」「設備の破損」「他客に対する威圧的な言動」といったマナー違反トラブルでした。
日本の公衆浴場法第4条では、「伝染性の疾病にかかっている者」以外の入浴を拒否することを原則禁じています。しかし、銭湯以外の健康ランド、スーパー銭湯、プライベートサウナなどは「その他の公衆浴場」として区分され、独自の利用規約を定める営業の自由が認められています。施設側が「他のお客様の安心や快適性を脅かす威圧感の排除」を利用規約に盛り込むことは法的に有効であり、現場でのトラブルが一度でも発生すれば、経営判断として全面排除を選択せざるを得ないのが実態です。
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タトゥー と 入れ墨 の 違い