元サザン大森隆志が語る結成秘話とLove Affair誕生の時代背景を徹底解説
バンドが真の推進力を得た背景には、キーボード奏者・原由子の存在が欠かせません。桑田の情熱的なメロディに寄り添う原の繊細なクラシカルアプローチは、大森の泥臭いロックギターと見事なコントラストを描きました。粗削りなロックンロールに洗練されたコード感を持ち込んだのは、間違いなく彼女の功績です。
1978年、『勝手にシンドバッド』で鮮烈なデビューを飾った当時、世間は彼らを「コミックバンド」と見なす節がありました。しかし、メンバーの胸中にあったのは徹底した音楽主義です。桑田の類稀なメロディメイキングを軸に、関口和之(ベース)、松田弘(ドラムス)、野沢秀行(パーカッション)、そして大森のギターが重なり合うアンサンブルは、日本の歌謡界に類を見ないリズムのうねりを生み出していました。
ロックと歌謡曲の境界を融解させた彼らのサウンドは、80年代を通じてスタジアム級の動員力を誇るモンスターへと急成長を遂げます。個々の卓越したプレイスタイルが衝突しながらも調和するこの構造こそが、後に平成の傑作群を生み出す土台となったのです。
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