Wordで行間が詰まらないのはバグ?フォントとグリッド線の仕様差を徹底解剖
Wordの行間が広がってしまう最大の要因は、フォント固有の設計データとWordの「行グリッド線(方眼紙のような見えないマス目)」の衝突にあります。
Wordの標準テンプレートは、日本語の原稿用紙や公用文の伝統に倣い、行間を綺麗に揃えるためのグリッド線が標準で敷かれています。通常、フォントサイズが10.5ptのとき、1行の高さはグリッド線1本分に収まります。しかし、Windowsの標準フォントである「游明朝」や「メイリオ」は、文字の上下にディセンダーやアクセント記号を収めるための「仮想ボディ(余白)」が広めに確保されています。
その結果、文字サイズ自体は10.5ptであっても、フォント全体の高さがグリッド線1本分の枠をわずか数ドット超えてしまいます。Wordは「1行に収まらない」と判断すると、自動的に次のグリッド線まで行の高さを拡張し、実質2行分のスペースを消費してしまいます。これが「行間を1.0行にしてもスカスカに見える」怪奇現象の正体です。
| フォントの種類 | 内部余白の特徴 | 標準グリッド線との挙動 |
|---|---|---|
| MS 明朝 / MS ゴシック | 余白が極めてコンパクト | 10.5ptであれば1行枠内に収まり、行間は広がらない |
| 游明朝 / 游ゴシック | 電子書籍・高解像度向けの標準余白 | 10.5ptで枠をわずかに超え、自動で2行分の幅に拡大 |
| メイリオ (Meiryo) | 視認性重視のため上下余白が非常に広い | 文字サイズに関わらず高確率でグリッド線を跨ぎ、極端に広がる |
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ワード 行間 を 狭く する