コルク狩りはなぜ起きる?不良カルチャーの歴史と強盗罪の重さを徹底追跡
コルク狩りの標的となるのは、一般的なフルフェイスやジェットヘルメットではありません。内装の衝撃吸収材にコルク材が使用され、耳当て部分が革や合皮で作られたツバ付きの半キャップヘルメット、通称「コルク半(コルクはん)」です。この形状は、1970年代から1980年代にかけての旧車會や暴走族の構成員が好んで着用したスタイルに端を発します。
当時の暴走族コミュニティにおいて、富士日章やカスタムペイントが施された高級なコルク半を被ることは、チーム内での一定の階級や「気合の入った走り」を誇示する免状のような役割を果たしていました。ヘルメット単体でも2万円から5万円、希少なヴィンテージや職人による特注塗装が施されたものは10万円以上で取引されるケースもあり、少年たちの目には高価な金銭的価値とストリートの威光が重なって映っていたのです。
結果として、ヤンキーカルチャーの文脈を理解しない一般の高校生や初心者ライダーが「デザインがレトロで格好いいから」と気軽にネット通販で購入して着用すると、不良グループから「分をわきまえていない」「ナメている」と一方的に敵視される構造が生み出されました。
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