備瀬のフクギ並木に何が?観光客殺到の裏で進む保全活動と地元学生の挑戦
「観光客が増えるのはありがたいが、庭先に無断で入ってきて自撮りをされるのは耐えられない」。集落で生まれ育った古老は静かに語ります。備瀬の路地は、外側からは美しい並木道に見えますが、内側は住民が干し物をし、朝夕に仏壇へ手を合わせる生活の場です。
レンタサイクルの猛スピード走行や、住宅敷地内への無断立ち入り、立ち並ぶフクギの幹に文字を彫る悪質な落書き。こうした一部の心無い行動が、住民の心を疲弊させています。さらに深刻なのは、数多くの観光客が歩くことで土壌がコンクリートのように硬化し、地表近くに張ったフクギの細根が水分や空気を吸収できなくなる「土壌踏圧(とうあつ)障害」です。青々としていた葉が黄色く変色し、立ち枯れる古木も確認されています。
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備瀬 の フクギ 並木