中森明菜スローモーション40余年の年表!デビューから最新サプライズまで徹底追跡
中森明菜の物語は、1981年7月11日放送の日本テレビ系『スター誕生!』本決戦から本格的に動き出しました。予選で山口百恵の『夢先案内人』を歌唱した彼女は、当時の番組史上最高得点となる392点を獲得。実に11社ものレコード会社や芸能事務所からプラカードが掲げられるという、文字通りの争奪戦が巻き起こりました。
研音およびワーナー・パイオニアに所属が決まった制作陣が直面したのは、「どのような楽曲で彼女を世に送り出すか」という極めて重要な選択でした。1982年は、小泉今日子、松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美らが相次いでデビューし、のちに「花の82年組」と称されるアイドル黄金世代です。ライバルたちがキャッチーで元気なポップスを打ち出すなか、ワーナーの初代担当ディレクター島田雄三らは、彼女の持つ透明感と憂いを帯びた中低音の響きを最大限に生かす方針を固めました。
そうして誕生したデビュー曲が『スローモーション』でした。ロサンゼルスでレコーディングが行われたこの楽曲は、南カリフォルニアの空気感を取り入れつつも、どこか哀愁を漂わせる日本的な叙情詩として結実したのです。
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