湯木博恵の現役時代が凄すぎる!全英4連覇の伝説と新沼謙治との馴れ初め徹底解剖
穏やかで幸せな日々が永遠に続くかと思われた新沼家を、突然の病魔が襲ったのは2009年頃のことでした。博江さんに甲状腺がんが見つかったのです。
手術や入退院を繰り返しながらも、博江さんは持ち前の強い精神力で病気と向き合い続けました。しかし、運命の2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災が発生します。新沼さんの故郷である岩手県大船渡市は、大津波によって壊滅的な被害を受けました。
この時、すでに博江さんの病状は深刻な状態にあり、がんが肺などへ転移して闘病生活は限界に近づいていました。しかし、故郷の惨状に心を痛める夫の姿を見た博江さんは、自身の苦しみを押し隠してこう背中を押したといいます。
「私のことはいいから、故郷(大船渡)のために行ってあげて。みんながあなたの歌を待っているから」
妻のその言葉に支えられ、新沼さんは被災地への慰問や復興支援ソング『ふるさとは今もかわらず』の制作・歌唱に奔走しました。そして震災から半年後の2011年9月7日、博江さんは甲状腺がんのため、62歳という若さで静かに息を引き取りました。最愛の故郷が傷ついた年に、最愛の伴侶までも失うという二重の悲劇は、新沼さんに計り知れない喪失感をもたらしました。
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