新館客室と新レストランの実力は?信濃大町くろよん開業1周年の進化と内観を本音検証
快適なステイを実現するためには、事前の情報収集が欠かせません。旅行者が陥りがちな誤解や見落としやすいポイントを3点挙げます。
第一に、「すべての客室に温泉が付いているわけではない」という点です。既存の本館客室を予約した場合、温泉は大浴場および露天風呂の利用となり、部屋風呂は通常の水道水またはシャワーとなります。客室露天風呂・天然温泉を部屋で堪能したい場合は、必ずプラン名や部屋タイプに「新館」と明記されているものを選択する必要があります。
第二に、ディナーレストラン「LASOIL」の事前予約の重要性です。席数に限りがあることや、信州食材の仕入れクオリティを保つ都合上、週末や紅葉シーズン、連休などは宿泊予約時点で満席になるケースが多発しています。「素泊まりで現地に行ってから決める」という考えは避け、宿泊予約と同時にディナー席を確保するのが鉄則です。
第三に、黒部ダム観光のアクセス拠点としての時間管理です。立山黒部アルペンルートの長野側玄関口である扇沢駅までは車で約15〜20分と至近ですが、繁忙期の扇沢駅駐車場は早朝から満車になります。ホテル発の路線バスダイヤや送迎の最新運行状況をフロントで前日夕方までに確認しておくことが、快適な観光の秘訣となります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
以上の検証を踏まえると、ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんの新館ステイは、旅行の目的によって適否が明確に分かれます。
【向いている人】
・人目を気にせず、部屋の温泉に何度も浸かりたいカップルや夫婦
・喧騒を離れ、自然に囲まれた静寂の中で読書や思考に耽りたいソロトラベラー
・信州の上質な食材とお酒を洗練されたダイニングで味わいたい美食志向の方
・IHGワンリワーズのステータスを活用しながら高品質な温泉ステイを楽しみたい方
【慎重になるべき人】
・宿泊費を極力抑え、観光のための「寝るだけの場所」を探している方(本館のリーズナブルな部屋かビジネスホテルが適任)
・館内全体で賑やかに騒ぎたい大人数グループや、一日中子ども向けプール・遊具だけを目的に滞在したいファミリー