センリツの現在と王位継承戦の活躍|元の姿の謎とカチョウとの絆を徹底解説
『HUNTER×HUNTER』の最新エピソードである王位継承戦編(ブラックホエール1号船内)において、センリツはかつてないほど重要な役割を担っています。クラピカの依頼を受けてカキン帝国の王子の警護についた彼女は、第10王子カチョウの専属ハンターとして配属されました。
第10王子カチョウ・第11王子フウゲツとの涙なしでは見られない深い絆
当初、カチョウ王子は自身の身を守るための擬態として、周囲に対してわざとわがままで傲慢な態度を取り、使用人たちを厳しく扱っていました。しかし、相手の「心音」から心理状態を正確に読み取るセンリツだけは、カチョウの冷酷な言葉の裏にある「双子の妹・フウゲツ王子を何としても守り抜きたい」という健気で必死な本心にすぐさま気づきます。
自分の本音を見抜かれたカチョウはセンリツに全幅の信頼を寄せるようになり、センリツもまた、過酷な宿命に立ち向かう幼い二人の王子を命がけで逃がす決意を固めます。第383話で描かれた脱出劇の結末――船外への脱出ルール(死者の儀式)によってカチョウが命を落とし、その守護霊獣(念獣)「キミがいなけりゃ(2人セゾン)」がカチョウ自身の姿となってフウゲツのそばに寄り添い続ける展開は、読者の間で「ハンターハンター屈指の号泣回」として語り継がれています。
ブラックホエール1号船内を止めた「3分間の神演奏」と今後の生存フラグ
二人の王子の脱出計画を実行するため、センリツは王子たちの晩餐会(披露宴)のステージに立ち、自身の念能力「野原の調べ」を応用したフルート演奏を披露します。このシーンは、彼女の音楽ハンターとしての真骨頂でした。
彼女が奏でたフルートの音色は、会場にいた上位王子や屈強な私設兵のみならず、通信設備を通じてブラックホエール1号の船内全体にいるすべての人々の意識を完全に奪い、3分間にわたって全乗客の行動をストップさせるという驚異的な効果を発揮しました。殺伐とした暗殺と謀略が渦巻く船内を一瞬にして穏やかな草原の風景へと変えたこの「神演奏」は、SNSや考察掲示板でも「戦闘能力を持たないセンリツが、船内で誰よりも最強の仕事をやってのけた」と絶賛されています。
現在の最新展開(コミックス38巻〜最新話付近)では、カチョウの死という残酷な真実をまだ知らないフウゲツ王子が心身を衰弱させていく中、念獣となったカチョウからの手紙や協力要請を受け、センリツは第3王子チョウライの司法局による取り調べをかいくぐりながら、フウゲツを救うために奔走しています。第1王子ベンジャミン陣営や第4王子ツェリードニヒ陣営などの脅威が迫る中、センリツが生き残れるかどうかは、フウゲツ王子の運命と直結する最大の焦点となっています。