青木ヶ原樹海の現在が衝撃!夜間ドローンの「お戻りください」音声と外国人急増のリアル
2026年8月19日、山梨県は富士河口湖町に位置する青木ヶ原樹海周辺において、自殺防止対策として運用している巡回ドローンの実演を報道陣に公開しました。これまで樹海周辺では、県の委託を受けた民間警備員や地元ボランティア、警察による徒歩でのパトロール、そして入口付近に設置された防犯カメラによる監視が長年続けられてきました。しかし、約3,000ヘクタール(東京ドーム約640個分)におよぶ広大な原生林のすべてを、特に視界が閉ざされる夜間に人間の目だけでカバーすることには物理的な限界がありました。
そこでブレイクスルーとなったのが、産業用ドローンソリューションを手掛ける株式会社JDRONE(ジェイドローン)と山梨県がタッグを組んで導入した、夜間見回り用の特殊ドローンシステムです。2024年9月の実証・導入フェーズを経て、2026年現在はより実戦的かつ多言語に対応した運用へとアップデートされています。
このシステムが注目を集めている最大の理由は、そのダイレクトなアプローチ手法にあります。樹海の入り口や遊歩道沿いに設置された人感知センサーや監視カメラが、夜間など不自然な時間帯に遊歩道を外れて森の奥へと入っていく人物を検知すると、待機していたドローンが現場海域・空域へと急行します。
ドローンには高感度の赤外線サーマルカメラが搭載されており、街灯が一切ない漆黒の樹海であっても、木々の隙間に潜む人間の体温(熱源)を上空から正確に捕捉します。対象者を発見すると、機体に搭載された高出力スピーカーから次のような音声が流されます。
「こちらは山梨県です。危険ですので、遊歩道にお戻りください」
報道各社が公開した現場映像では、静寂に包まれた樹海の上空数十メートルから、クリアで威圧感の少ない、しかし確実に周囲へ響き渡るアナウンスが流れる様子が捉えられています。暗闇の中で「誰にも見られていない」と思い込んでいる対象者に対し、上空からピンポイントで声をかけることで、衝動的な行動を思いとどまらせる「心理的なクールダウン効果」が狙いです。