牛乳だけで背は伸びない?専門医が語るカルシウム神話のウソ・ホントを徹底検証
小児科専門医や整形外科医の共通見解として、「牛乳を飲むことだけで背が伸びるわけではない」というのが医学的な結論です。牛乳はカルシウムを手軽に補給できる非常に優秀な準完全栄養食品ですが、カルシウムの体内における本来の役割は「骨密度を高め、骨を丈夫に石灰化させること」にあります。
骨が縦に伸びる現象は、骨の両端にある軟骨組織である骨端線(こったんせん)において、軟骨細胞が活発に増殖することで起こります。この軟骨細胞の基質となる主成分はコラーゲン、すなわちタンパク質です。どれほどカルシウムを体内に流し込んでも、骨の設計図となり基礎枠組みを作るタンパク質や、細胞分裂を促す成長ホルモンが十分に働かなければ、骨は縦方向へ成長できません。カルシウムは、新しく作られた柔らかい骨組織に沈着して硬く補強する「セメント」のような役割を果たしているに過ぎないのです。
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牛乳 を 飲む と 背 が 伸びる