利根川水系ダムの現在値は?水位低下の衝撃現場と東京・埼玉の貯水率推移を徹底追跡
首都圏の約3000万人の生活用水および工業・農業用水を一手に引き受ける利根川水系。その最上流部に位置する群馬県内のダム群(矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、八ッ場ダム、下久保ダム、草木ダム、渡良瀬遊水地など)の貯水データは、関東地方の渇水リスクを測る最重要指標です。
国土交通省関東地方整備局の観測速報によると、冬から春先にかけての降雪量不足および少雨傾向が重なった結果、利根川上流ダム群の合計貯水率は一時平年の約8割にあたる51%前後まで低下しました。中でも神流川に位置する下久保ダム(埼玉県神川町・群馬県藤岡市)では、貯水率が28.8%にまで落ち込む事態となり、現地関係者に大きな緊張が走りました。
この事態を受け、関係機関による利根川水系神流川渇水調整協議会において、「農業用水および水道用水の10%取水制限」が決定・開始されるなど、現場レベルでの実害防止措置がすでに講じられています。日頃当たり前のように蛇口から水が出る首都圏ですが、水源地では確実に水不足の足音が迫っています。
| 主要水系・ダム名 | 最新貯水率(目安) | 平年比・制限の動向 |
|---|---|---|
| 利根川上流ダム群(合計) | 約51〜60%前後で推移 | 平年比約80%。上流積雪の少なさが影響 |
| 下久保ダム(神流川) | 約28.8%まで低下 | 神流川流域で10%の取水制限発動 |
| 矢木沢ダム(奥利根) | 約45〜55% | 首都圏最大の貯水容量だが流入量が低迷 |
| 荒川水系(二瀬・浦山等) | 約65〜75% | 平年並みを維持し利根川水系を相互バックアップ |
| 多摩川水系(小河内ダム) | 約70〜80% | 東京都独自の安全弁として安定供給を担保 |
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