加瀬豊のプロフィール完全版|双日での役職・家族構成・現在の活動を徹底解説
まずは、加瀬豊氏の基本的なプロフィールと、一介の商社マンから巨大総合商社のトップへと登り詰めた歩みを整理します。1947年(昭和22年)2月19日生まれの加瀬氏は、千葉県出身(神奈川県育ち)で、日本のエリートコースの象徴ともいえる東京大学経済学部を卒業しています。
1970年4月、当時の大手総合商社であった日商岩井株式会社に入社。配属されたのは、商社の花形でありながらも極めてタフな交渉力が求められる「木材部門」や「エネルギー・化学品部門」などの最前線でした。入社後まもなくアメリカ・シアトルの現地法人(米国日商岩井)へ駐在を命じられ、約7年間にわたり北米でのビジネス開拓に従事しています。この時期に培われたグローバルな人脈と、現場主義に徹した泥臭い交渉術が、後の経営者としての礎となりました。
| 年月 | 経歴・主な役職 | 特記事項・経営上のトピック |
|---|---|---|
| 1947年2月 | 誕生(千葉県出身) | 戦後ベビーブーム世代として育つ |
| 1970年4月 | 東京大学経済学部卒業・日商岩井入社 | 入社後、米国シアトルに長期駐在 |
| 2003年4月 | ニチメン・日商岩井ホールディングス取締役 | 2社統合による経営再建の中核を担う |
| 2004年4月 | 双日株式会社 代表取締役専務執行役員 | 商号変更に伴い新体制の財務・営業を牽引 |
| 2007年4月 | 双日株式会社 代表取締役社長 | リーマンショック後の危機管理と財務体質改善を達成 |
| 2012年4月 | 双日株式会社 代表取締役会長 | 業界団体や財界活動、後進の育成に注力 |
| 2017年6月以降 | 双日特別顧問・各社社外取締役 | 日本水産(現ニッスイ)やオルガノ等の社外役員を歴任 |
双日株式会社での歴代役職と「再建の立役者」としての主な功績
加瀬豊氏のビジネスキャリアにおける最大のハイライトは、2000年代初頭に訪れた商社再編の荒波を乗り切った手腕にあります。バブル崩壊後の不良債権問題に苦しんでいた日商岩井とニチメンは、生き残りをかけて経営統合を決断し、2004年に「双日株式会社」が誕生しました。
異なる企業文化を持つ2社が合併した直後は、社内の融和や財務基盤の立て直しが急務となっていました。2007年に第2代代表取締役社長に就任した加瀬氏は、「攻めの経営への転換」と「徹底したリスク管理」を同時に推進。特に2008年秋のリーマンショックという未曽有の世界金融危機に際しては、迅速な資産入れ替えと有利子負債の圧縮を断行し、双日を「再建途上の商社」から「持続的成長が可能な総合商社」へと完全に脱皮させました。この時、社員一人ひとりと対話を重ねて旧会社間の垣根を取り払ったリーダーシップは、現在も商社業界内で高く評価されています。
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