海の森公園は本当にガラガラ?ゴミの島再生の限界と現在の集客実態を徹底追跡
海の森公園が位置する中央防波堤内側・外側埋立地は、1973年から1987年にかけて東京都民が排出した家庭ゴミや建設発生土、約1,230万トンによって埋め立てられた人工島です。長年「ゴミの島」として異臭やハエの大量発生に悩まされた負の歴史を払拭するため、東京都は2000年代半ばから抜本的な都有地再生へと舵を切りました。
当時の石原慎太郎都知事と世界的建築家の安藤忠雄氏が提唱した「緑の東京募金」を原動力に、市民や企業からの寄付金とボランティアの手によって約24万本の苗木が植樹されました。ゴミ層から発生するメタンガスを抜き、リサイクル土壌を被せ、強風と塩害に耐えうる森を一から育てるという試みは、世界的に見ても先駆的な循環型都市モデルとして称賛を浴びました。
その後、2020年東京五輪において総合馬術(クロスカントリー)やボート・カヌー競技の舞台となったことで、インフラ整備は一気に加速しました。しかし、五輪閉幕後のレガシー活用として一般開放が進むにつれ、環境土木としての成功と、都市公園としての利便性との間に横たわるギャップが浮き彫りになり始めました。
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