Bleach完全詠唱ブームなぜ再燃?ユニアリ黒棺からプリン・青森の店舗企画まで全貌
ブームの中心にあるのは、やはり元五番隊隊長・藍染惣右介が放つ「破道の九十 黒棺」です。作中における鬼道は、呪文を省略する「詠唱破棄」を行うと発動が早まる反面、威力や規模が本来の3分の1程度に減衰するという明確なルールが存在します。
屍魂界(ソウル・ソサエティ)篇のクライマックス、藍染が狛村左陣に対して見せた詠唱破棄の黒棺は読者に圧倒的な絶望感を与えました。しかし、破面(アランカル)篇の空座町決戦において、崩玉と融合した藍染が黒崎一護に向けて放った「完全詠唱」の黒棺こそが、シリーズ屈指の詩的完成度を誇る名シーンとして語り継がれています。
【破道の九十「黒棺」完全詠唱 セリフ全文】
「滲み出る混濁の紋章 矜持薄き狂気の器
湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる
爬行(はこう)する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形
結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ
破道の九十――『黒棺』」
久保帯人氏特有の研ぎ澄まされた語彙選択、リズミカルでありながら重厚な言葉の連なりは、声に出して読んだ際の口触りが抜群です。ファンが暗記したくなる魔力を秘めており、この「口ずさみたくなる日本語の極致」こそが令和の時代にも色褪せない魅力の根源と言えます。
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完全詠唱 ブリーチ