Radwimps「Hinomaru」騒動の全時系列!楽曲発表から謝罪・デモ抗議までの歩み
騒動が過熱するにつれ、カルチャー批評家やジャーナリスト、大手経済メディアまでが論戦に加わりました。各メディアのアプローチは、日本の言論界が抱える構造的なイデオロギーの亀裂をそのまま反映していました。
文春オンライン(2018年6月25日配信)は、軍歌研究の専門家の知見を交えながら「『軍歌』についての4つの誤解」と題した精緻な検証記事を掲載しました。歴史的な軍歌の音楽的特徴や歌詞体系と『HINOMARU』を比較対照し、明治・大正・昭和期の軍歌が持つメロディ構成や官製プロパガンダの手法と、本作のスタジアムロック的構造は全く異なる性質のものであると分析。歴史的知識の欠如が過剰なアレルギー反応とレッテル貼りを招いた側面を論理的に解きほぐしました。
一方で、日経ビジネス電子版(2018年6月15日配信)は「HINOMARUに詫びる理由なし」と題する鋭いコラムを掲載。グローバル社会で戦うビジネスパーソンやクリエイターの視点から、諸外国のナショナルアンセムや応援歌がいかに愛国心や歴史的誇りを堂々と歌い上げているかを例示しました。「生まれ育った国を愛し、誇りを表現することがタブー視される日本社会の言論空間のいびつさ」を痛烈に批判し、野田が謝罪に至った経緯そのものに異議を唱えたのです。
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