髙橋遥人を救ったハルトラ相乗効果!伏見寅威との全幅の信頼を徹底追跡
髙橋遥人という投手の最大の武器は、打者の手元でホップするような独特の球質を持つストレートだ。しかし、長いリハビリ生活を経た復帰直後は、再発への恐怖やフォームの微妙なズレから、持ち前の直球をゾーンへ思い切り投げ込むことに迷いが生じる場面も見られた。そのリミッターを外したのが伏見の卓越したリードだった。
伏見が意識したのは、コースを細かく散らすこと以上に「髙橋の直球が最も生弾力を発揮する高低の使い方」だった。カウント球にあえてストライクゾーン高めの直球を要求し、打者の目線を上げた直後にブレーキの利いた変化球を沈める。伏見は「外から見ていたイメージの数倍すごかった」と髙橋の球威に舌を巻き、その凄みを100%引き出すための配球設計を徹底した。捕手が構えたミットへ迷いなく腕を振るだけでアウトが積み重なる感覚を、髙橋自身がマウンド上で取り戻していった瞬間だった。
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