東京Babylon衣装問題から裁判へ!Gohandsと製作委員会の契約トラブルと争点を徹底検証
事の発端は2020年11月、『東京BABYLON 2021』のキャラクタービジュアルが公開された直後にさかのぼります。主人公・皇昴流と皇北都の衣装デザインが、韓国の女性アイドルグループ「Red Velvet」の衣装や、ボークス社が展開する球体関節人形「スーパードルフィー」の衣装に酷似しているとの指摘がSNS上で相次ぎました。
これを受け、製作委員会である「TOKYO BABYLON 2021 PROJECT」が調査を実施したところ、設定資料の段階で権利元の許諾を得ないまま既存のデザインを模倣していた事実が判明します。当初は2021年4月の放送を延期して立て直しを図る方針でしたが、さらなる調査でキャラクター衣装以外にも複数の模倣が発覚。結果として2021年3月29日、製作委員会は「現制作会社との信頼関係の欠如により制作続行は不可能」と判断し、アニメ制作の完全中止と契約解除を公式発表しました。
しかし、事態は制作中止だけでは終わりませんでした。同年8月3日、制作を請け負っていたGoHandsが製作委員会の幹事社であるキングレコードに対し、未払いとなっている制作費約4億5000万円の支払いを求める訴訟を東京地方裁判所に起こしたのです。なぜ自社のデザイン模倣が原因で中止になったにもかかわらず、制作会社側が巨額の請求に踏み切ったのか。その背景には、アニメ業界特有の「下請け構造」と「修正合意を巡る深刻な認識のズレ」が存在していました。
| 時期・日付 | 主な出来事・公式発表 | 法的な争点・現場の状況 |
|---|---|---|
| 2020年11月 | 新ビジュアル公開直後、衣装デザインの模倣疑惑が浮上 | GoHandsは既に全13話分を納品済み(契約額約3億1460万円) |
| 2020年12月 | 製作委員会が模倣を認め謝罪、2021年4月の放送延期を発表 | 両社間でデザインの修正作業と追加費用に関する協議を実施 |
| 2021年3月29日 | 製作委員会が『東京BABYLON 2021』の制作中止を発表 | さらなる模倣発覚により「信頼関係の喪失」として契約解除 |
| 2021年8月3日 | GoHandsがキングレコードを相手取り東京地裁へ提訴 | 未払い契約残金+修正・追加エピソード制作費の計約4.5億円を請求 |
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