北斗の拳の最終回はどんな結末?原作・旧作・新作アニメ14話の違いを完全攻略法
原作漫画における「真の最終回」を正確に記憶している人は、往年の読者でも意外と多くありません。その理由は、少年ジャンプ連載当時にラオウ編で燃え尽きた読者が多かったこと、そして旧作テレビアニメが漫画の最後までを映像化しなかったことにあります。
ラオウとの死闘を制したケンシロウは、病に冒されたユリアと共に静かな余生を過ごします。やがて数年後、ユリアはその短い命を静かに終えます。ケンシロウは彼女を手厚く葬り、深い哀しみを抱えたまま再び放浪の旅に出ます。
その後、天帝編や修羅の国編(カイオウとの戦い)、ラオウの遺児・リュウを北斗神拳の後継者として導く旅を経て、物語は最終章「バット・リン・ボルゲ編」へと突入します。成長したバットは、かつてケンシロウに愛を注がれた孤児たちを救うため、自らの命を捧げる覚悟を決めていました。しかし、リンは死環白の秘孔によって記憶を失い、ケンシロウへの純粋な想いだけを抱えた状態に陥っていました。
バットは「リンが愛すべき相手はケンシロウだ」と信じ込み、ケンシロウの記憶をも失わせようと苦悩します。そこへ現れたのが、過去にケンシロウによって視力を奪われ、復讐に燃える凶悪な盲目の狂戦士・ボルゲでした。バットはケンシロウの身代わりとなってボルゲの凄惨な拷問を受け、瀕死の重傷を負います。その壮絶な自己犠牲の現場に現れたケンシロウは、怒りと哀しみを拳に込め、ボルゲを圧倒的な北斗神拳で打ち破ります。
血まみれのバットを前に、奇跡的に記憶を取り戻したリンは涙を流し、自身を本当に愛し守り続けてくれたのはバットであったことに気づきます。死の淵からケンシロウの秘孔によって息を吹き返したバット。ケンシロウは二人の未来を祝福するように背を向け、黒王号とともに独り荒野へと歩みを進めます。最後のモノローグ「おれには…おれには死に行く友を見送る道が似合っている…」とともに、ケンシロウの旅は静かに永遠へと続くのです。