保毛尾田保毛男は何が問題だったのか?差別表現の指摘とメディアの責任を徹底解説
この問題が単なるバラエティの好き嫌いにとどまらない最大の理由は、現実のいじめ被害と直結していた点にあります。1980〜90年代に思春期を過ごした当事者たちからは、放送後に極めて切実な体験談が寄せられました。
当時、学校の教室では「ホモオ」「オダホモ」といった呼び名が、少しでも男性的でない振る舞いをした少年や、おとなしい男子生徒をからかう罵倒語として日常的に使われていました。自らの性的指向に悩み、誰にも相談できないでいた子どもたちにとって、テレビの中で大人たちが大笑いしながら同性愛者をグロテスクに演じる姿は、「自分は嘲笑されるべき異常な存在なのだ」という強烈な自己否定感を植え付ける結果となっていたのです。
「テレビが笑い物にしているのだから、教室でからかっても許される」という免罪符を公共の電波が提供していたことに対する告発であり、2017年の復活劇は、多くの当事者が過去に受けた心の傷を再びえぐる行為にほかなりませんでした。
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