三代目風ランニングマンのやり方と違いは?原点ステップとの差を本音検証
大ブームとなった三代目JSBの『R.Y.U.S.E.I.』のランニングマンと、オールドスクールなヒップホップのステップは何が違うのか?独自のアレンジや見せ方の違いを徹底検証します。クラブダンスやTikTokで映える踊り分けのコツまで、構造的な差を一覧表で比較してみましょう。
| 比較項目 | 三代目JSB『R.Y.U.S.E.I.』スタイル | 元祖ヒップホップ(ニュージャックスウィング) |
|---|---|---|
| 楽曲のジャンルとBPM | EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)/BPM128前後の疾走感 | 80〜90年代R&B・ヒップホップ/BPM100〜115前後の重厚なハネ感 |
| 膝を上げる高さ・軌道 | 腰の高さ以上まで鋭く高く上げ、斜め下へ突き刺すように下ろす | 高さよりも前後のスライド幅(ストライドの広さ)を重視する |
| リズムの取り方(ノリ) | アップ(上へのアクセント)とピタッと止まるキレを意識した縦ノリ | ダウン(床を踏み込む重さ)と前後のグルーヴを意識した重低音ノリ |
| 上半身・手のアレンジ | 背筋を伸ばし、人差し指を立てて顔の横で上下させるキャッチーな振付 | 背中を少し丸めてリズムを取り、両腕を胸の前でクロスして引く動きが定番 |
ELLYの閃きと山下健二郎が語る「原点へのリスペクト」
『R.Y.U.S.E.I.』のコレオグラファー(振付師)を務めたのは、メンバーのELLYさんです。報道各社の取材や当時の音楽特番での証言によると、ELLYさんはロサンゼルスのスタジオでこの楽曲を聴いた際、「EDMの激しいビートに、あえてヒップホップの最もクラシックな基本ステップであるランニングマンを掛け合わせたら絶対に面白い」と直感し、わずか数十分でサビの骨格を作り上げたと語っています。
また、メンバーの山下健二郎さんは、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『三代目 J Soul Brothers 山下健二郎のオールナイトニッポン』(2017年11月放送回など)において、自身がダンスを始めた学生時代からの恩師や、ランニングマンというステップを世に広めた先人たちへの深いリスペクトをたびたび口にしています。さらに2018年末の『NHK紅白歌合戦』のリハーサル現場では、メンバー全員が私服姿のまま一糸乱れぬ本気のランニングマンを披露し、報道陣やSNSから「私服なのにキレがやばすぎる」と絶賛されたこともありました(マイナビニュース等の当時の現地レポートより)。
つまり、三代目JSBのランニングマンは「素人向けの簡単な盆踊り」などではなく、ヒップホップダンスの基礎を極めたパフォーマーたちが、ドーム規模のステージで何万人もの観客に正面から見せるために「膝の高さ」と「シルエットの美しさ」を極限までチューニングしたプロフェッショナルな進化形なのです。