4月2日生まれは本当に得?早生まれとの学力・体力格差の真実と成人後のリアルを本音検証
幼少期の誕生月格差は、大人になってからの所得や社会的地位にまで影響を及ぼすのでしょうか。労働経済学の分野では、国内外で大規模な追跡調査が実施されています。
東京大学などの研究グループが日本の就業構造基本調査や国勢調査を基に行った実証研究によれば、高校入試の偏差値や名門大学への進学率においては、依然として春生まれ(4〜6月)が冬生まれ(1〜3月)に対して数パーセントの有意な優位性を保ち続けていることが確認されています。初期の相対年齢効果によって選抜制の高い中学校・高校へ進学できた生徒が、その環境格差を生かして上位大学へ進学するという「経路依存性」が存在するためです。
しかし、30代以降の生涯年収や雇用形態に視点を移すと、その差は極めて限定的なものへと縮小します。社会に出てから求められる対人折衝力、専門技能、環境変化への適応力などは、幼少期の月齢差とは無関係に後天的に鍛えられる要素が大きいためです。むしろ、思春期に挫折を乗り越えて自立的な学習習慣を身につけた早生まれ層が、20代後半から30代にかけてキャリアを急伸させるケースも多々存在します。
Tags:
4 月 2 日 生まれ